RubyプログラマがPython3を勉強した話

概要

Rubyを使い始めて2年弱の私が、前々から気にはなっていたが使ったことのないPythonにようやく手を出したお話。
私がひと夏の間に行った、基本的な勉強についての備忘録を残す。

Pythonのバージョンについて

Pythonのバージョンは2.x系(Python2)と3.x系(Python3)が存在するが、2と3では互換性のない変更が多く含まれており、実質別言語として扱われることが多い。

既存システムの多くはPython2で書かれていること、Python3では動かない有用なライブラリが存在することなどから、単に新しいという理由でPython3を採用することはできないが、今回は以下の理由からPython3を採用する。

  • Python2は2010年以降更新されていないため
  • Python2は2020年で公式のサポートが打ち切られるため
  • Python3は現在も積極的なバージョンアップが行われており、今後は完全に3に以降する流れのため

Python3.6.2のインストール

今回は現在の最新のPythonである3.6.2を、Debianにインストールした。
インストールには、Pythonのバージョン管理ツールであるpyenvを用いることにした。インストール手順については、以下記事にまとめた

Python3.6.2をインストールして、Wikipediaをクロールするスクリプトを書く | QSのウェブ開発とか

Python3の基本の勉強

はじめに、Python3の基本的な使い方、文法などの勉強には以下ページを利用した。広く浅く、かつ丁寧にPython3の基本が書かれた良い記事だったので、自身を持ってオススメできる。

Python3基礎文法 – Qiita

Rubyなどのスクリプト言語をある程度経験している人なら、Python3の基本的な範囲については特に戸惑うこと無く馴染めると思う。

Python3のトレーニング

前項で基本的なPython3の書き方、文法は抑えられた。
しかし、まだまだPythonの感覚は掴めていないので、競技プログラミングの問題をPython3を用いて沢山解くことで、Pythonの感覚を掴むことにした。

今回は、私が個人的にもよく利用していたpaizaのスキルチェックを利用した。

paizaのスキルチェック問題は、以下の5段階の難易度がある

  • Dランク: ウォーミングアップレベル
  • Cランク: 初級レベル
  • Bランク: 中級レベル
  • Aランク: 上級レベル
  • Sランク: 超上級レベル

Aランク以上は、言語の使い方よりも、高度なアルゴリズム設計が求められる問題(そもそも解けないのが殆ど)となるので対象外とし、D,C,BランクをPython3を用いて解くことにした。

実際に問題を解いてみると、多言語ではすんなり書けることがPython3ではなかなか書けない。やりたいことをPython3で実現する方法が全然わらないのだ。そういった壁に直面するたびに、実現方法を調べては、Python節を身につけることを繰り返し、D,C,Bランク合わせて30問ぐらい解いたところである程度の理解は出来たと判断して終了した。

Python3によるWebスクレイピング

次に、Pythonと言えばWebスクレイピング/クローリングなので(偏見?)、HTTPライブラリと、XMLパーサライブラリを用いて色々遊んだ。
その中で作成した、Wikipediaをランダムにクロールするスクリプトについては、以下記事にまとめた

Python3.6.2をインストールして、Wikipediaをクロールするスクリプトを書く | QSのウェブ開発とか

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